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<チンパンジー>仲間の視線の先に敏感…京大霊長類研ら発見(毎日新聞)

 京都大霊長類研究所の服部裕子研究員らのグループが、チンパンジーは人間の視線の対象を気にしないのに、仲間の視線の先は凝視する特性を見つけ、英王立協会誌「バイオロジー・レターズ」(電子版)に発表した。研究グループは「同種の視線に敏感な方が餌や敵を見つけやすく、生存競争に勝つことができるからでは」と推測している。

 同研究所はモニター画面を見る視線の動きを赤外線で計測するシステムを開発し、比較研究。チンパンジーと人間が手前の湯飲み茶わんを見つめている2枚の写真をそれぞれに見せたところ、チンパンジーは仲間の写真では湯飲みを凝視し、人間の写真では目や手を見る傾向が表れた。

 一方、人間はチンパンジーの写真には満遍なく視線を送り、人間の写真だと目と湯飲みに集まる傾向があった。チンパンジー8匹と人間8人について実験し、いずれも同様の結果を得たという。【広瀬登】

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性同一性障害手術訴訟で和解=慰謝料330万、改善点も通知−京都地裁(時事通信)

 性同一性障害と診断を受け、乳房の切除手術を受けた立命館大の大学院生吉野靫さん(27)が医療ミスで皮膚が壊死(えし)したとして、大阪医科大(大阪府高槻市)に対し約3300万円の損害賠償を求めていた訴訟は京都地裁で24日までに、病院側が慰謝料330万円を支払うことなどで和解が成立した。
 和解は19日付で、ほかに、病院側が改善点を書面で通知し、吉野さんが病院に対して意見陳述する場を設けることなどが盛り込まれた。
 吉野さんは24日記者会見し、「性同一性障害の大学病院における正規医療の改善に向けて大きく踏み込むような形で勝利できた。患者の求めるものは多様で、医療側が本人が望む以上の介入をすべきではない。認識を改めるべきだ」と話した。 

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「陸」の慎太郎、西郷も認めた「節義の士」(産経新聞)

 慶応3(1867)年11月15日、坂本龍馬と中岡慎太郎が襲撃された「近江屋」は今の河原町蛸薬師交差点の近くにあった。京都で一番の繁華街として多くの若者を集める河原町通だが、当時は道も今ほどの広さはなく路地程度。裏は多く寺が並び夜ともなると、ひっそりとしていた。

 当日は、慎太郎が近江屋を訪ね、2人は母屋の2階で火鉢を囲み話し込んでいた。慎太郎が以前住んでいた土佐藩御用達の書店「菊屋」も河原町通沿いにあり、近江屋とは徒歩数分。慎太郎は菊屋に向かい、菊屋近くの土佐藩の谷干城宅をのぞいた後に近江屋を訪ねている。

 午後9時過ぎ、「十津川郷士」を名乗る数人の男が近江屋を訪ねてきた。十津川郷士に知り合いがいることから通したところ、いきなり襲われ、龍馬は翌日未明に死亡。28カ所を切られた慎太郎も17日昼過ぎ、「早く倒幕を実行しなければ敵に逆襲される。同志の奮起を望む」と言い残し、亡くなった。

 今は現場を記した石碑が残るだけだが、雑踏の中で足を止め、カメラに収める若者がいるなど、2人の人気の高さを物語っている。

               ×  ×  ×

 慎太郎は天保9(1838)年、土佐有数の大庄屋の長男として生まれる。武市瑞山らから剣術や学問を習得するが、20歳のとき父が病気で倒れると帰郷し、大庄屋見習いとして農民のために尽力。凶作で困窮する農民に木を切った後の植林の徹底、田畑の開墾、緊急時のための貯蓄などを指導して難局を乗り切る。

 慎太郎は庄屋見習い時代の経験から、「民衆の安定した生活があってこその国」と考えていた。そのため人の能力を結集し、諸外国との対等関係を築くだけの力を持った国づくりを理想としていた。

 文久元(1861)年に土佐勤王党に入り、志士として活動をスタートするが、土佐藩の勤王党への弾圧が始まると脱藩。その後は長州に入り、元治元(1864)年の蛤御門の変、四国連合艦隊の下関攻撃で参加するなど武闘派としての印象が強い。

               ×  ×  ×

 こういった戦いを経て、慎太郎は薩長同盟の必要性をいち早く悟っていく。同年12月には西郷と、翌年の慶応元(1865)年4月には桂小五郎と会談し、同盟実現の可能性を打診。そのほかの両藩の有志とも会合を重ねるなどし、慶応2(1866)年1月、今の同志社大学辺りに(京都市上京区)にあった薩摩藩邸で薩長同盟を成立させた。

 慶応3年6月、京都で薩長に土佐を加えた同盟を締結。7月には、現在の京都大学農学部(京都市左京区)周辺にもあった土佐藩邸内に「陸援隊」を編成。自ら隊長となって新型銃の訓練を行うなど、倒幕の準備を怠らなかった。

 「海」の龍馬に対して「陸」の慎太郎。円山公園内(京都市東山区)に、遠くを見つめる立ち姿の龍馬の横に片ひざを立て、しっかりと前を見据える慎太郎の銅像がある。まさに、この名コンビの関係を的確に表している。

               ×  ×  ×

 慎太郎は、当時としては珍しく笑顔を浮かべた写真を撮影している。武闘派とはいえ実直で誰とでも表裏なく付き合え、西郷隆盛も「節義の士」と評す。さらに弁舌がさわやかで、もめ事を片づける名人だったという。

 八・一八の政変で都落ちした三条実美らのため、度々京都に入っては情報を集めた。近江屋事件前には、公武合体派として三条の政敵で京都の北の外れに隠棲中の岩倉具視を訪ねたさい人間の大きさを知り、三条との和解に尽力もした。

 その岩倉が慎太郎の死を知ったとき、「誰が私の片腕を奪った」と嘆き悲しんだといわれている。

 最後に幕末史に詳しい霊山歴史館の木村幸比古学芸課長に「2人が長生きしていれば」と聞いてみた。木村学芸課長は「龍馬は外国相手の貿易商。慎太郎は総理大臣になっていたかもしれませんね」と答えた。(園田和洋)

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領事らと接見後、取り調べへ=過去の事件も「鋭意捜査」−捕鯨船侵入事件・海保(時事通信)

 反捕鯨団体シー・シェパード(SS)による調査捕鯨船「第2昭南丸」への侵入事件で、第3管区海上保安本部(横浜市)は12日午後、艦船侵入容疑で逮捕したSSの小型高速船「アディ・ギル(AG)号」船長でニュージーランド国籍のピーター・ベスーン容疑者(44)の身柄を東京海上保安部(東京都江東区)に移送した。同容疑者は同保安部内で昼食後、同国領事や弁護士と接見しており、同保安部は接見終了後、本格的な取り調べを始める。
 同本部は同日午後、第2昭南丸を東京港から横浜海上防災基地(横浜市)に移し、実況見分した。
 記者会見した武留井武男東京海上保安部長によると、ベスーン容疑者は逮捕状を読み上げられた際、うなずきながら素直に逮捕に応じた。「わたしが第2昭南丸に侵入したことに間違いない」と、容疑を認めているという。
 逮捕容疑によると、ベスーン容疑者は先月15日午前9時ごろ、仏領ケルゲレン島の南南西約925キロの海上で、昭南丸に水上バイクで近づき、防護ネットを切って船内に侵入した疑い。
 ベスーン容疑者はその後、船員法に基づき昭南丸船長の管理下に置かれたが、船内ではほかの乗組員と同じ食事を取っており、船員とのトラブルなどもなかったという。
 武留井部長は会見で「一連の(調査捕鯨)妨害行為にもSSがかかわっていたと認識している」と指摘。過去の調査捕鯨妨害事件についても「鋭意、厳正に捜査していきたい」と話し、これらについてもベスーン容疑者から事情を聴く。 

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北教組の献金直前、残高10万円…小林千陣営(読売新聞)

 昨年8月の衆院選の準備のため、北海道教職員組合(北教組)から違法な政治資金計1600万円を陣営幹部が受け取ったとされる事件で13日、札幌地検に事情聴取された民主党の小林千代美衆院議員(41)(北海道5区)。

 小林氏が代表を務める政党支部は、選対事務所が開設された2008年9月下旬から約2か月半の間に1100万円以上を使い、同年12月上旬には、資金の残高が約10万円にまで減っていたことがわかった。北教組の資金提供が始まったのも同年12月で、事件の発端になった陣営の資金難の実態を裏付けている。

 小林氏の政治活動費の大半を負担している「民主党北海道第5区総支部」について、読売新聞が、政治資金収支報告書や領収書の写しなどを基に収支の実態を分析した。

 08年8月末時点で資金残高が約510万円だった同支部は、翌9月1日に当時の福田康夫首相が退陣を表明し衆院の解散ムードが高まったのをきっかけに資金の出入りが活発になった。

 同月の支出は、集会の会場費など約240万円。一方の収入は、民主党からの交付金500万円など計約555万円で、残高も前月より約310万円増加した。

 ところが、衆院選の準備のため9月20日に北海道江別市に「合同選対事務所」を設立した直後から支出が急増。10月と11月は、ポスターやチラシの印刷代など「宣伝費」が計13件約682万円に達し、事務所費なども計約190万円に上った。この間の収入は、党からの交付金200万円だけで、小口の経費の支払いも合わせると11月末の残高は30万円余りに激減した。

 地元の複数の民主党関係者によると、当時、合同選対事務所から配りきれない量のパンフレットが送られてきて一部を処分せざるを得なくなるなど「カネをかけすぎている」と問題になったこともあったという。

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雪・強風JR直撃、3千人が一時車内缶詰めも(読売新聞)

 雪や強風の影響で、9日夜から10日朝にかけて各地で交通機関が乱れた。

 JR中央線穴山駅(山梨県韮崎市)―日野春駅(同県北杜市)間では9日午後7時25分頃、八王子発小淵沢行き下り普通電車(6両編成)が積雪によるとみられる倒木(太さ約40センチ、長さ約4メートル)に衝突した。

 JR東日本八王子支社によると、乗客約80人にけがはないが、高尾駅(東京都八王子市)―小淵沢駅(北杜市)間で21本が5〜10時間ほど最寄り駅に停車し、約3000人が車内に一時とどまった。

 穴山駅に停車した特急あずさ27号(新宿発松本行き)は、雪の影響で9日午後11時半頃から電車に送電できなくなり、乗客約100人が約3時間、空調の止まった暗い車内で過ごした。運転再開は10日午前5時半となり、仕事帰りの長野県茅野市、会社員原正英さん(40)は「まさかこんなことになるとは。今日も朝から仕事なのに家にたどり着けるだろうか」と疲れ切った様子だった。

 10日午前5時半頃、群馬県渋川市上白井のJR上越線岩本―津久田駅間で、水上発高崎行き始発電車(2両編成)が雪で倒れていた竹に衝突。乗客約100人が約1時間20分間、閉じこめられた。

 同日午前4時15分頃には、茨城県東海村石神内宿のJR常磐線東海―大甕(おおみか)駅間で風速計が規制値(秒速25メートル)を超え、勝田―いわき駅間の上下線で運転を見合わせた。午前6時に運転を再開したが、14本が最大1時間遅れ、約1万8000人に影響した。

 関越道、上越道なども一部で通行止めとなっている。積雪の影響で群馬県の公立高校の2日目の入試は、午前9時半の開始時刻を1時間遅らせた。

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会計担当、資金一手に管理=小林氏陣営、外部のチェック入らず―政党支部や後援会も(時事通信)

 民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区=陣営と北海道教職員組合(北教組)をめぐる政治資金規正法違反事件で、逮捕された陣営の会計担当、木村美智留容疑者(46)が、衆院選の選挙事務所だけでなく、政党支部など小林氏に関連する資金を一手に管理していたことが4日、関係者の話で分かった。
 札幌地検は、不正な資金が流れた背景に、第3者のチェックが入らない会計管理の体制があるとみて、全容解明を進めている。
 関係者によると、自治労北海道幹部の木村容疑者は、2008年9月に衆院選に備えて選対事務所を構えた陣営で、事務局次長として会計事務を一人で担った。
 一方、以前から小林氏が代表となっている「民主党北海道第5区総支部」の事務担当者としても、会計を含む事務全般を統括。同氏の資金管理団体「ちよみネットワーク2000」と政治団体「小林ちよみ連合後援会」でも、政治資金収支報告書では木村容疑者が事務担当者で、会計の責任者は別の労組関係者となっているものの、この関係者は取材に対し、「実質的には木村容疑者が会計を担当していた」と証言、札幌地検に対してもこうした説明をしているという。 

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